利益の出やすい先物取引と言われるFX。税金について、どのような税がかかり、手続きの方法はどうするのか、きちんと知識として身につけておいて、申告漏れ等のミスを防ぐことはもとより、自身が課税対象なのか確認しておきましょう。
FX取引で得られた所得は、先物取引にかかる雑所得等となり、税金として、所得税と住民税が課税されます。
課税方法については、申告分離課税であるため、確定申告が必要です。
税率について、20.315％で、その内訳は、所得税が15.315％,住民税が5.0％です。
確定申告について、利益が発生した場合と損益が発生した場合で異なります。利益が発生した場合は、サラリーマンで給与所得以外の収入が20万円以下か、自営業で年間所得が48万円以下のケースを除き、確定申告が必要です。なお、住民税の申告は例外なく必要となります。また、損益が発生した場合、他の先物取引にかかる雑所得等による利益と合算した損益通算を行った結果の額について申告します。なお、通算の結果、その年に控除しきれなかった損益については確定申告することで、翌年から3か年にわたり、先物取引にかかる雑所得等の利益からの控除が可能となります。